野良猫ミースケの弟分?
駅付近を根城にしている野良猫ミースケに、一週間ぶりくらいで逢いました。
夕暮れ時、いつもの駐車場の大きな柱の後ろに黒い影がちらっと見えましたが、すぐに柱の陰にきえてしまいました。「ミースケ!」と声をかけると、またちらっと黒い影が現れて、柱の陰から目だけが光って見えました。
ミースケ!ほら、お食事を持ってきてあげたわ」と、バックから餌の入った袋を出して駐車場のヘリのコンクリートの床に出してあげると「みゃーおぅぅ・・・」と小さく啼きながら小走りにやってきたのです。
じつは私のバックの中には、常にミースケ用の餌が入っています。ミースケのために、スーパーマーケットで大袋の猫用餌を買ってきて、小分けしたものが家に置いてあるのです。
ミースケは、いろいろな人の優しさで生きています。駐車場を使っているドライバーの中にも、時々ミースケに餌をあげている人がいます。
そして面白いことに、ミースケが残した餌を当てにして生きている別の野良猫(ミースケよりも一まわり小さな黒猫)もいるのです。その猫はミースケがいる時は、別の柱の陰などに隠れていて、なかなか姿を現しません。
でも、ひそかにミースケに寄り添ってなんとか頑張って生きているようです・・・。
私は最近、ミースケだけじゃなくて、この黒ちゃん(と、わたしが勝手に名づけた)のことも気になっています。
さて・・・ミースケが餌の猫用ビスケットに夢中になっていると・・・柱の陰から恐る恐るちびっ子黒ちゃんも姿を現しました。ミースケを気にしながら、そっと私の方へとやってきましたので、ミースケから少し離れた場所に、音を立てないようにしてそっと餌を置いてあげました。黒ちゃんは、かわいそうなくらいおどおどしながら、ちらちらとミースケを見ながら、急いで餌を食べていました。
ミースケはそのことに気づいているのかもしれません。なぜって2匹の場所はほんの2mほどしか離れていないのですから・・・でもミースケは知らぬふり?をして食べていました。
もしかすると、2匹はつかず離れずしながら、同じ人生街道ならぬ猫生街道を、共に生きることにしたのでしょうか?というのも、この間は黒ちゃんを見つけたミースケが、威嚇するような態度をとってその場から黒ちゃんを追い出していたからです。
野良猫ミースケは人の情けで生きていますが、私を含めてたくさんの人がミースケの素直さ、礼儀正しさ(たぶん飼い猫だったのかもしれません!引っ越しなどの理由で捨てられたのでしょうか?)その可愛らしさに、心を癒されています。
今、ミースケの姿を携帯電話のカメラで写そうと頑張っていますが、なかなかシャッターチャンスがありません。すぐ動いてしまうのです。
明日もミースケに、逢えるかなぁ・・・・?そして、黒ちゃんにも?
こんなささいなことが、人生にとってやさしい癒しの時間になるのです・・・
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